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ご主人様は少し悩んだ後、口を開いた。
「普通の親衛隊は隊長の指示に従って動くものだ。しかし、過激な親衛隊はその指示を聞かない」
要するに…問題児?
「制裁…人気者に近付き過ぎてしまったものには、過激な親衛隊から制裁という罰が下される。まぁ、俺ら生徒会も風紀も止めようとしてるのだが…過激な親衛隊は多くてな」
ご主人様はため息を小さくついたあと、
「これでも俺が生徒会に入る前よりは減ったんだよ」
と言う。
「え、でもまだ4月ですよ?そんなに早く減るものなら…」
「俺は2年の時から生徒会に入っている」
え…それは凄いことでは、ないのか?
そう口に出す前にご主人様がまた口を開く。
「だからあまり親衛隊を好かない。面倒事が増えるからな」
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