新しい家の日。

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「甘えていいと、言っただろう?」 そこまで言われてさっき言われたことを思い出した。 「そんなもの対したことない額だろう? 尚更気にすることなんてない」 「あ、ありがとう…ございますっ」 ご主人様は優しい。 少し俺様なところがあるけど、たまに笑った顔は子供っぽいのだ。 ああ、やっぱり高校生なんだなって思う。 ご主人様は、 「俺の気に入っている所なんだ」 と言って美容院に連れていってくれた。 中は綺麗に掃除されていて、お洒落な美容院だ。 おれの髪は日本人らしい黒髪。 「茶色にしてもらってもいいですか?」 「畏まりました」 少し毛先も整えてもらう。 その間ご主人様は壁に寄りかかってずっと見ているので、無駄に緊張した。
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