入学

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僕の名前は桐谷 芳次(きりたに よしつぐ)だ。 声優さんで同じ名前の人がいるが、関係はない。 僕の立ち位置と言うと……まぁ、俗に言う脇役的ポジション。 隣の家に住む、中学2年の秋ごろに引っ越してきた僕に一番最初に声を掛けてくれた人 主人公ポジションの新井 誠人(あらい まさと)だ。 誠人はかっこよくて、面倒見がよくて、勉強できて、運動できるから女子にモテる。 兎に角モテる。 だが、優柔不断で、フラグの第一建築士の資格を持ってるとか持ってないとか…。 だけど僕が前に住んでいたところにいた…主人公よりは断然ましだ。 あいつは偽善者で優柔不断でそして誰よりも、人を傷つける。 それでも、あいつに惚れる奴は多い。 僕の好きだったあの子もあいつに惚れた。恋は戦争。よく言ったものだよ その通りだと思う、で僕はその戦争に負けた。 用はフラれたってことだね。 それだけならまだあいつのことは嫌いにならないさ、僕があいつを嫌いになったのはそのあとだ。 僕が告白した女の子があいつに告白した。その際に僕に告白されたことを彼女が言った。 それを聞いたあいつはその子からの告白を断り、僕にこう言ってきたんだ。
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