プロローグ

2/2
10人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
 ̄ 「跪け」 「……はい」 素直に従い、跪く 身に着けているのはシャツ1枚のみ 日常が非日常で染まっていく…… でもそれが心地いい 「ふふ、いい子」 頭を撫でられる まるで猫みたいに ……気持ちいい… 俺は目を閉じた 「アンタほんと可愛いな。」 熱っぽい、湿った低い声 耳元でそんな声だすなよ 腰にクる 「……あぁっ!!」 「まだ何にもしてないのに もうこんなになってる」 急に自身を握られ 危うくイキそうになった 「待っ……て、……っ!!」 「今軽くイキそうになっただろ。まったくいやらしいな。アンタは」 ゴッ そのまま押し倒されて 俺は床に後頭部をしたたか打ち付けた 「……痛っ…」 視界が歪む 朦朧とした意識に追い討ちをかけるようにキスされる 「……んっ…ふっ…」 苦しい…… 全身の酸素が奪われていく 頭がぼーっとして思考回路が遮断される 苦しさに酸素を求めて開いた唇の間から舌が侵入してくる 「…んぅ…はぁ…っ…」 この感覚…… 身体の芯が甘く痺れて何も考えられなくなる キスという行為に溺れる 「その顔やばいよ。アンタ、ほんとたまんないわ」 「ひゃっ」 身体が宙に浮く 横抱きに抱えられ、ベッドへと誘われる 「イキそうになった罰。今夜も虐めてほしいんだろ??」 あぁ もう戻れない 今夜も始まる罰に期待してしまう 墜ちるところまで墜ちる 俺は奴隷 ご主人様の言うことは絶対 俺の日常 _
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!