嫉妬?

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それから俺は生徒会一人一人に会いに行き、時には頭を下げ、時には親衛隊に力を借り、生徒会を建て直したいと言う一心で学園を回った。 副会長以外のやつらは馬鹿ばかりだ。忍の味方をしようしやがる。まあ、あいつらも被害者だ。 俺はそこまで厳しいことは元仲間にしないぜ。ちっとばかし、生徒会から去ってもらうだけさ、もちろん。そのときはそいつらの親衛隊に頭を下げる覚悟だ。 こんなことをしている間に2日経った。今日は時雨副会長の返事を聞くつもりだ。 いつもの生徒会室。 居るのは俺と副会長だけ。 「さて、聞かせてもらおうか」 「…………ふん!決まってます。私も1つの家を代表する身でありますからね。貴方の味方です。それと、私の親衛隊に頭を下げてくれたそうで、余計なことを。これからは…… 私自身が親衛隊と話しますので!」 「ふん、生徒会を建て直す為ならお安いご用さ」 「ふん、土下座までしたそうで。私も見たかったですよ」 「そうか、いい返事が聞けて良かった。証拠は揃ってる、今からいくぞ。あいつら(他の生徒会)は各親衛隊が足止めしてくれている。忍はどうせ理事長のとこだろ?行くぞ、時雨副会長」 「ええ、忍には少しの間分だけ感謝していましたよ。でもそれも今日限り」 副会長の決意も聞けたことだ。幸先良いな。 俺は生徒会室を出ようとすると副会長が後ろから声をかけてきた。 「なに勝手に一人でいくんですか」 副会長は俺より先にでるとどや顔を向け 「何チンタラしてんですか?いきますよ・・・・・生徒会長」 おっ!生徒会長ときたか! こいつからは、はじめて聞いたな 「ふはは、では行くぞ副生徒会長」
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