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『イイヨ…ホラ、アーン』
僕はにっこりと笑って転校生の口にお菓子を運んであげた。
皇「頬っぺたにクリームが付いてるぞ」
まさか…。
やめて、お願いだから、
僕には耐えられないよ。
ペロッ。
皇一が転校生の頬っぺたに付いていたクリームを舐めて拭き取った。
それに転校生はゆでダコのように顔を真っ赤に染めて皇一を引き剥がそうとする。
あぁ…。
これはもう、フラれたのと同じかも。
だって、転校生は本当に好きなんだよ。だから、あんなに照れられるんだ。僕はもう…。
嫉妬しようとも、
考えていないんだから。
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