長谷川シュウヤ③

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「Σ」が目的に達した瞬間に、そこから先の計画を潰すこと。 奴らが先手を打っているこの段階では、一つの目的に辿り着くまではもうどうしようもないだろう。 マモルはその渦に巻き込まれたって感じだな。 刃物男に勝利した後、マモルは美木堂レンたちと小さな組織を作り、活発的に行動した。 そして、「Σ」と「魔女の晩餐会」の抗争に発展した後は、「魔女の晩餐会」の碓氷からの依頼を請け負い、「Σ」のリーダーの詩布津ゼンのプリズン・オンを始める。 その作戦に成功したマモルたちだったが、直後に「魔女の晩餐会」本部で罠にかかり逃走するはめになった。 ここが一つ「Σ」の誤算だ。 何故なら、「魔女の晩餐会」本部で美木堂レンと庵瀬マモルは捕まえなければいけない計画だったからだ。 このポイントが「Σ」の計画のうちの一部で重要なポイントなんだ。 美木堂レンが奴らの予想よりも優秀だったおかげだな。 俺もマモルにアカウントを貸していたのは迂闊だった部分があるが……。 「Σ」の新たな体制のうちの一つ。 それが長谷川シュウヤのアカウントと、美木堂レンのアカウントを手に入れる事だ。
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