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2つのアカウントを手に入れる為に、計画が動いていたんだ。
その事から、マモルと美木堂レンたちが木更津支部で合流したのは偶然じゃないと考えられる。
さらには、その後のマモルたちのグループの動きから考えるにもう一つの答えが生まれる。
マモルたちのグループの中に、誰かが協力者がいないと全てが成立しないという事だ。
最低でも誰か一人が裏切り者。まあ、誰が裏切っているのかは、考えればすぐにわかるけどな。
俺はもうその答えまで辿り着いている。
何故、その存在にマモルたちが気付けないのかはそいつが最初から裏切っているわけじゃないからだ。
無理もない。その鍵となっているのが刃物男。
マモルも疑問に思った事は一度はあるだろう。
刃物男は、そいつを引き入れる為にマモルにわざと捕まったんだ。
つまり、交渉を重ねてそいつを計画に引き入れる事に成功した。
最初から裏切ったわけじゃなく、そいつを洗脳に近いような状態で自分たちの手に取った。
ここが一番難しいポイントなんだ。
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