長谷川シュウヤ③

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今回の作戦では、「魔女の晩餐会」のリーダーである秋月ナギサの救出のみを優先するが、その方法はおよそ作戦とも呼べない雑なものである。 屋上から徐々に下に降りていき、秋月ナギサが幽閉されている場所を探すというもの。 邪魔をする者は全員排除すればいいという考え方だ。 そもそも秋月ナギサがこの建物のどこかに閉じ込められているのは間違いないが、その場所を掴めなかったっていうのが問題なんだ。 一応、「Σ」東京本部から出てきた人間を2人ほどプリズン・オンして聞き込みをしてみたけど、秋月ナギサ関連の情報を握っているのは上層部のみで全くと言っていいほど知らなかった。 じじいは拷問とかで聞くのを嫌がるタイプだから、徹底して聞いたわけじゃないけどな。 めんどくせえな。だいたい侵入がバレた時点で、そうとうヤバイ事になるけど、それは覚悟の上だ。 「んじゃあ、上から順に行くからの。調査は一階ずつな。お前が捕まったら、わしは遠慮なく置いていくからな」 「了解」 俺はプリズン・ハントの武器を用意した。
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