1/3
前へ
/12ページ
次へ

「皆川君、遅い」 白野さんは食べかけのハムサンドを片手に、不満そうな顔をした。 「ごめんごめん、里中の授業が長引いちゃってさ」 軽く謝りながら彼女の隣に座る。 屋上には今日も僕らだけ、僕ら二人と、一匹だけ。
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加