氷界ーマジョガキエタ‐

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今日のご飯は何故かまずい。 「どういうこと。きょうの料理一段とまずいじゃない」 「ヒッ…すみませんっ」 コックが謝る。謝るくらいならもっと美味しいの作れっての。 「まぁまぁ、お嬢様。アリア様がお亡くなりになられて、コックもお気の毒なのでしょう」 「フンッ」 そんな言い訳通じないわ。お母様も勝手に死んで、宮殿の風紀が乱れる一方よ。 「お嬢様。魔女におなりになられないのですか?」 「却下。魔女になんて一生ならない」 「なぜです。魔女がいないと氷界はやっていけません!」 「うるっさいわね!魔女が欲しいのならほかの人を誘ってみたら!?」 もう、気分悪い!食堂を出ていく。 『お嬢様。反抗的になられましたね…』 『そういう時期なのでしょう。見守ってあげましょう』 メイドの小さな声が耳に届く。 聞こえてるわよ。 はぁ、全く.... ******************************* 「…いいですか。お嬢様をその気にさせるのです。」 「報酬は?」 「8000万アリーで」 「かしこまりました」 男はニヤっと不敵に笑う。
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