偏見

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偏見

この舅、凄い偏見の持ち主である。 何に偏見持ってるかというと、 介護に携わる者の担当が男ならどんなにイケメンでも、 基、どんなベテランでも、男というだけで毛嫌いする。 数年前、 まだヘルパーが同居家族でも調理してくれた時代。 どうしても、その人しか都合つけられず来た。 目の前で 『ワシは男は嫌いじゃ。帰れ!』 彼は、予め他のヘルパーに聞いて好みは知ってたが、何やら聞き出して作ってた。 当然、舅は味見もしない。 にも関わらず、 『こんな不味いもん食えるか!』 だって。 他の女のヘルパーには見せぬ顔である。
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