特別な日

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「あのさ……」 「ん?」 プチプチとオレのシャツのボタンを外し始めたアキに、今日だけの特別を話すべく口を開く。 「今日だけは、好きなようにしてもいいぜ」 「へ?」 発言の意味が分からないのか、あんぐりと口を開けた顔が首を傾げる。 「誕生日プレゼントじゃねぇけどさ、今日だけは特別に、その……電気つけたままやったり、写真撮ったり、あの変な玩具も使わせてやるよ……」 何も言わず、ただただオレを見つめ続けているアキの、色素が薄くて吸い込まれそうなほど綺麗な瞳に映る自分の姿が目に入る。 どうしようか何日も悩んでやっと決意して発した言葉なのに、今更ながら物凄く恥ずかしくなってきてた。 絶対に喜んでくれると思っていたのに想像と全く違うアキの反応もあって、後悔し始めてしまう。
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