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「あっ……」
小さな彼女の呟きが聞こえた。
「あの、ユウトの妹のユウカです」
ようやくショックから回復したみたいだ。
「……本当に?」
おそるおそるといった風に彼女は訊ねた。
「はい、本当です」
こちらもおそるおそる答えるのだが、その様、たどたどしい英語はまるでこっちに渡ったばかりの俺みたいだなぁ。
まぁ一年も住めば上手くなるだろうけど。
彼女に視線を戻すと顔を真っ赤にしていた。
「えっ……と、ゴメンナサイ」
まぁ、一件落着かな。……っとその前に──
「銃、しまったら?」
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