彼女は非凡を望んだ

2/6
前へ
/6ページ
次へ
私は平凡な人生を愛すことはできなかった。 そもそもまず「平凡」とはなんなのだろう。 平凡=普通 ということとはよく言うが 普通なことなどあるはずない。 例えば、良くも悪くもない性格でブサイクでも美人でもない顔のことを普通とは言えるだろうか。 「普通で平凡な顔」というように、評価を付けることはできても、それが「普通」とはいえない。 かといって、文武両道で容姿端麗というのが、普通というわけでもないのだ。 私が言ってることがわかるでしょうか。 私は私の考えていることがわからない。 何を言っているんだろうか。
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加