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そんな中生まれたのが、“生物兵器”の私たち。
中華人民共和国、山東省に家族を喰われたショックにより脳に障害が現れたひとりの博士がいた。
博士はヤケになり米軍の攻撃により吹っ飛ばされたアミティーの右腕をどこからか入手した後、それからDNAを採取し実験と位置付けて、拒絶反応をおそれ、泣いて逃げ回る部下を取り押さえ注射器で無理矢理打ち込んだのだ。
やけくその実験は奇跡的に成功し、アミティーの能力を持つ私たち、《killer》の第一号が生まれた。自信をつけた博士は自身にDNAを打ち込むが、あっけなく拒絶反応で亡くなった。
後に博士の部下による研究でその実験の成功率は1/1000と発表され医学界では大変危険と判断された。
しかし、学会ではその功績が高く評価され、死の宣告をまつ囚人を中心に世界中で政府公認の実験が始まる。
その被験者の中に、結城夢兎はいた。
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