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世界情勢が深刻な当時、窮屈な地球で平然と暮らしていたアミティーは非難の対象とされ、疎まれるようになった。
彼らは安定した職に就くこともできず段々と没落していく。
事件が起こったのは今から6年前。あるフランス、パリの地元テレビ局がアミティーを生放送で密着取材した。
インタビュアーは彼らに様々な質問を繰り返した。
「アミティーの故郷は地球からどれほど離れているのか。」「科学技術はどれほど進んでいるのか。」など。だがアミティーの反応は相変わらずの“無反応”である。
しかし生放送終了間近、アミティーについての持論を堂々と語り出した教授によって、始終口を閉ざしているかと思われたアミティーの反応は一変する。
教授は語りかけるように、
そして堂々と言う。
「アミティーが地球に来た理由…。
それは…
人間を補食するためだろう??」
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