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12月の夜のこと。
街には雪が降っていて、少しだけ雪が積もっていた。
空気は冷たいけど、風は吹いていない。
今日は『商売』はお休みだ。
毎日やってたら、身体が保たないよ。
今日は街にお出かけ。
それなりに高級なお気に入りのコートとマフラーをつけて、やや静かな街を歩く。
‥アーケードを通ると、後ろから指を刺されて、ひそひそと何かを話している声が聞こえた。
「おい‥見たか?」
「あの子‥瞳が赤かったわ‥」
「アルビノ‥?」
「それなら髪も白いだろ。」
「女の子?」
「いや、男の子だ。」
「えぇ~っ!!あんなに可愛いのにぃ!?」
「しっ‥!!聞こえるだろ?」
「それにしても何だあの目の色は‥気味が悪いな‥」
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