1人が本棚に入れています
本棚に追加
‥僕の身体ことか。
イヤだな。
好きでこんな姿でいる訳じゃないのに。
でもいいや。
この『身体』は『お金』になるんだから。
見た目なんかより、お金が貰える方が、僕にとっては大事なことだ。
ふと、歩く横、デパートのショーウィンドゥの大きなガラスに映った自分を見る。
明るい赤茶色‥光の角度によっては真っ赤に見える僕の瞳が映る。
女の子みたいに長い、肩にかかるほどの金髪も、街灯の光を受けて輝いていた。
ああ、そうだね。
こんなんじゃ確かに、女の子にみえちゃうよ。
それに、異彩を放つ気味悪いほど赤い瞳も‥
それを思うと、自分への嫌悪感で吐きそうになる。
最初のコメントを投稿しよう!