閑話 雪夜

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‥僕の身体ことか。 イヤだな。 好きでこんな姿でいる訳じゃないのに。 でもいいや。 この『身体』は『お金』になるんだから。 見た目なんかより、お金が貰える方が、僕にとっては大事なことだ。 ふと、歩く横、デパートのショーウィンドゥの大きなガラスに映った自分を見る。 明るい赤茶色‥光の角度によっては真っ赤に見える僕の瞳が映る。 女の子みたいに長い、肩にかかるほどの金髪も、街灯の光を受けて輝いていた。 ああ、そうだね。 こんなんじゃ確かに、女の子にみえちゃうよ。 それに、異彩を放つ気味悪いほど赤い瞳も‥ それを思うと、自分への嫌悪感で吐きそうになる。
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