キミとボクとアイツ2

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~龍虎帰宅後~ ハル「無事で良かった…。」 ヒデ「怒ってないの…?」 ハル「怒ってないよ。アナタが悪い訳じゃないからね。」 少し体を震わせながら不安げな表情で怒ってないのかとヒデが問い掛けてきたので怖かっただろうにと思い、安心させようと優しく抱き締めてあげながら怒ってないと言ってやり。 ヒデ「そっか…。」 ハル「うん。」 ヒデ「ねぇ、ハル…。」 ハル「何?」 ヒデ「助けに来てくれてありがと。」 ハル「どーいたしまして。」 怒ってないと言えば安心したようなヒデに俺も安心したような気がした。 ヒデを抱き締めていたら抱き着いてきながら助けに来たことに対してお礼を言われたのでどういたしましてと微笑みながら言い。 怒らない時点でつくづくヒデに甘いなと自分で思って。 ヒデ「ハル。」 ハル「ん?」 ヒデ「好き。」 ハル「知ってる。」 ヒデ「むぅ…ハルのバカ…。」 また名前を呼ばれたので返事を返せば好きと言われたので意地悪で敢えて知ってると言ってみれば拗ねたようにバカと言われた。 バカとは失礼だなとは思うものの拗ねて頬をぷぅっと膨らますヒデが可愛くてまた弄りそうになるけれどこれ以上拗ねたら口を利いてくれないので弄るのをやめて。 ハル「バカはバカでもヒデバカだから。」 ヒデ「っ…なにそれ…///」 ヒデバカなのは自覚済みだし、そう言えばなにそれと言われた。 あれだけの言葉で顔を真っ赤にするヒデに可愛いなと思って。
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