1.仁と神

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時計の針はすでに日付を変え、空は黒一色に染まっている。 しかし、この街はそんなことお構い無しに騒がしい。 何かの祭りなのかと思わせるくらいに電灯が街を輝かせている。 今日が特別な記念日とゆうわけではない。 この騒がしさが、この街のいつもだ。 《眠らない街》 それがこの街、東都だ。 そんな東都の騒がしさの中で一台のバイクが信号が青になるのを待っている。
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