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【最後にもう一度聞く。
お前の願いは何だ】
「私の願いは…」
普通の生活に戻りたい？
人間として暮らしたい？
「…私は…
私の願いは幕末に行きたい！
そして私の手で全てを守りたい！」
【…現代に未練はないな？】
そんなもんあるわけない。
別に私は家族から虐待を受けていたでも友達から裏切られたでも
ひとりぼっちでも無かった。
でも、私たちの居場所はなかった。
いや、本当はあったものを掴んでこなかったのかもしれない。
「未練はない…
私を幕末に連れて行って！」
【…よかろう、行ってくるが良い】
そう言った途端私の足下に穴が空いて…
「ぎゃあぁぁあぁぁぁーーー
なんでこーなるのぉーーー！！」
お察しの通り今私は落ちています…
「このクソ神がぁあぁぁぁーー！」
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