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「捌かれたくなかったら私とベルモンド様の時間を
邪魔しないで下さいね?」
ナイフを投げ、フェンナーガさんの頬を掠める。
フェンナーガさんは床に刺さったナイフと私を交互に見てきたのでニッコリ笑って隠し持ってたナイフ×10構えると、フェンナーガさんもニッコリ笑います。楽しいですねぇ。
「ハハッ、シェリー嬢ちゃん。落ち着け、話せば解――」
「日本のとある偉い人はそう言って死んだんですよ☆」
なんかもうフェンナーガさんの顔が子供の落書きみたいな状態になってますが、いつもの病(ry
私は躊躇することなくナイフを投擲し、フェンナーガさんを『見せられないよ!!』な状態にして、死に逝くヤ🌕チャのポーズで寝かせておきます。
フェンナーガさんの最期(注意:死んでません)の言葉は「愛の力って凄いですね、某暗殺者(笑)さんッ!!」でした。そのネタ解る人居るんでしょうか?
「クリスマスに血の雨(注意:別に降ってません)、か。ククッ、悪魔らしくて良いじゃないか。さぁシェリー。続きといこう。奴ならあの程度の傷、30分もすれば全快する」
「そうですね。ですのでヤムナーガさんには悪いですが、外で寝てもらいます」
早くもナイフが外れ、傷が癒えかけてる存在自体がギャグの彼を窓から投げ捨「ありがとうございますッ!!」聞こえない私はなにも聞こえない。
カーテンで窓を塞ぎ、両手で耳を塞ぎながらベルモンド様の下に戻る。
「……お前、悪魔より悪魔らしい人間だな……」
呆れたような、楽しんでいるような顔と口調で笑うベルモンド様に私は笑み返す。
「それも誉め言葉として受けとります」
カーテンの隙間から冬の冷たい風が入り込み、揺らめく蝋燭の火が私たちを包み込む。夜はまだ、始まったばかりだ。
……ちなみにフェンナーガさんが館に来た理由が「ラブい雰囲気を感じ取った。俺はただ1人枕を濡らす友の為にそれをぶち壊したかっただけだ」とのことで、それを聞いたベルモンド様にアイアンクローを貰ってました。本当に何がしたかったんでしょう。
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