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――ベルモンドside――
「ふむ……なかなかに楽しめそうだな」
シェリーが出ていった食堂の中で１人ワインを呑む。
「奴にはかなり助けてもらっているからな……。そうだ、良いことを思い付いたぞ」
紙とペンを取り出し、奴への要求を書く。
本当に楽しい日になりそうだ……。
――シェリーside――
「プレゼント、どうしようかな……」
自室でペンを回しながらベルモンド様にお願いするプレゼントを考える。
「……っていうか従者が主にプレゼントを貰うってどうなんだろうか」
正直ベルモンド様に頼んで自分だけプレゼントを渡すという手もあるけど……。あの方なら絶対に断るだろうからな……。
「はぁ……どうしよう……」
あまり私を困らせないで欲しいんだけ……困らせる？
「そうだ！ベルモンド様が困るようなプレゼントにすればいいんだ！ふふふ……少しは私の苦労を思い知れば良いんですよ……！」
Ｓッ気たっぷりな笑みを浮かべているのを自覚しながら、ペンを走らせる。
楽しいクリスマスになりそうですねぇ……ふふっ。
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