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「おーいっ、シェリー嬢ちゃん!へループ!ヘルゥープ!!」
「さ、ベルモンド様。お絞りと新しいワインです。パーティーを続けましょう?」
「お前なぁ……全く、随分と強かになったよな、本当」
「おーい!客ですよー!フェンナーガさんが来訪してるんですよー!!シェリー嬢ちゃーん!!」
「ふふ、誉め言葉として受けとります」
「はぁ……どうしてこんな性格になったんだか……」
「……あるぇ?なんだろ、2人の回りにラブいオーラが出来てる……。おっと、目から汗が」
「とりあえず、追加の食材がありますのでそちらを調理してきますね」
「うむ、遠慮は要らん。ザックリいけ」
私はナイフを手に持ち、ゆっくりと食材(注意:フェンナーガさん)の方に体を向ける。
「Oh……シェリーサン、オチツイテクダサーイ。I'm not food.OK? ワタシ、タベテモオイシクナーイ」
なんかごちゃごちゃうるさい食材(フェンナーガさん)は私が進むごとに、少しずつガラスが刺さりまくった体をジリジリと後退させていきました。
「フェンナーガさん?」
「ハイなんでしょう」
しかし私の出した、自分でもビックリするくらい無機質な声に、ピタリとその動きを静止させ、冷や汗と脂汗をダラダラと流しながらひきつった笑みを浮かべる彼に対し、満面の(黒)笑みを浮かべます。
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