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陽は楽しそうに飛び跳ねたりキョロキョロしたりと忙しそうだ。
「おい陽、学校に着くまで時間がある、今体力消耗すっと疲れるぞ。
少し落ち着け。」
陽の脇腹をガシッと掴み、隣に座らせる。
陽はビックリしたのか、固まった。
可愛い。
頬をつついたらハッとし、キョロキョロし、ため息をついたと思ったら真っ赤になった。
忙しい奴だな…。
「陽聞け、いいか?
お前は前俺が勉強を教えたから二年の問題は楽勝だよな?
だからお前と俺は同じクラス、同じ部屋にしてもらう。
そこで、注意点だ。
俺は学校で少しだけ演技をする。
お前は素で構わない。ただし、ベラベラと組の事は話すなよ。
俺の家はあくまでも財閥家だからな。
そこは理解しろ。
危なくなったらスタンガンでヤレ。
俺が指示した時以外に絶対、銃やナイフは使うなよ?後始末がめんどくさい。
分かったか?」
「はい!わかりました!」
陽は手を頭にビシッとやり敬礼のポーズをとった。
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