《1》

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陽は楽しそうに飛び跳ねたりキョロキョロしたりと忙しそうだ。 「おい陽、学校に着くまで時間がある、今体力消耗すっと疲れるぞ。 少し落ち着け。」 陽の脇腹をガシッと掴み、隣に座らせる。 陽はビックリしたのか、固まった。 可愛い。 頬をつついたらハッとし、キョロキョロし、ため息をついたと思ったら真っ赤になった。 忙しい奴だな…。 「陽聞け、いいか? お前は前俺が勉強を教えたから二年の問題は楽勝だよな? だからお前と俺は同じクラス、同じ部屋にしてもらう。 そこで、注意点だ。 俺は学校で少しだけ演技をする。 お前は素で構わない。ただし、ベラベラと組の事は話すなよ。 俺の家はあくまでも財閥家だからな。 そこは理解しろ。 危なくなったらスタンガンでヤレ。 俺が指示した時以外に絶対、銃やナイフは使うなよ?後始末がめんどくさい。 分かったか?」 「はい!わかりました!」 陽は手を頭にビシッとやり敬礼のポーズをとった。
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