プロローグ

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さて、帰ろうかな。 クルトから僕の住むルミナ領はかなりの距離があり歩いて帰るには遠すぎる。 あまり遅くなると両親が心配するから、転移魔法で帰ることにしよう。 足元に光輝く魔法陣が出現し、僕の視界は一瞬真っ暗になったかと思うとルミナ領の僕の家の前に移動した。 僕の家は凄く大きな洋館の屋敷で両親は五代貴族と言う、貴族の中でもかなり大きな権力を持っている。 だからと言って権力を振りかざす様な事はしない。 僕も五代貴族の跡取りと言うことで幼少の頃から、魔法や剣術を父さんから沢山学んだ。 父さんも母さんも凄く優しくてルミナ領の人達や執事、メイドの皆に好かれている。そんな事を考えながら家のドアを開け中に入る。
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