プロローグ

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そして、また、今だ寝息を立てて眠っているそのお方の顔を見る。 マジで? 嘘でしょ? 何かの間違いでしょ? あり得ない。 実に、あり得ない。 タダイマ、ジョウキョウ、カクニンチュウ そんな立ち上げたばかりのパソコンのような頭の中に、ロボットのような片言の音声が流れた。 何なの? このラブコメ漫画にありがちなような状況……。 これが俗に言う、酔った勢いってやつですか? まさか、自分がそんな経験するなんて……。 だって、私、お酒強いはず……だし? 自分はそんな心配ご無用だと思ってた。 「…う~ん、頭イテッ……」 その時、体を捩ったそのお方の顔がドアップになる。 「ぅわっ!!」 私が思わず大声を出すと、そのお方が目をバチッと大きく開けて飛び起きた。 反射的に自分の体を見られないように布団を引っ張ると、 「あっ…」 ……その代わりに私の目にはそのお方のピー×××がーーー!!! 今度は放送禁止用語の効果音が頭の中にバッチリ流れた。
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