1.勝手に倦怠期

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  土曜日の昼下がり 昨夜、あたしの部屋に泊まった孝太といえば…… テレビゲームに夢中。 はぁ いつから、こんな風になってしまったのだろう。 「ご飯出来たよ。ね、途中で止めれないの?」 「ごめん、ちょっとキリがいいところまで。 あ、カナ、ピーマン抜いてくれた?」 孝太は背中を向けたまま。 なんか偉そうでハラタツ! あたしは、お母さんじゃないっつーの! 「……どうかな。ピーマン入ってるかも」 「マジで?」 孝太は返事はするものの、まだ振り向きもしない。 テレビの電源を切りたい衝動を押さえて、サラダをぐしゃっとかき混ぜた。
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