非日常の日常

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ガチャ 「ふぃー。やっと開いたか」 亮太は偉そうに呟いた。 童顔で身長は低め。髪型は少しだが額の左で分けている まぁこんなやつの風貌を改めて見ても何も面白くない というか俺の安眠を妨げた罰としてぶん殴ってやろうか 「お邪魔しま~す」 「竜の家も久しぶりね」 竜斗の怒りが表に出そうになると、亮太の後ろから二人の女子の声が聞こえた やっぱお前らもいたか・・・ 竜斗の怒りが呆れに変わる。 ちなみに最初に聞こえた礼儀正しいセリフを言ったのが藍原京子 黒髪ロングで身長は平均レベル。いかにも清楚な娘って感じである。 そして次に聞こえた声が仲里利香。 風貌はいまどきの女子。 そして、亮太に次ぐ幼なじみ三人衆のうざさNo.2 うざったいというか無意識に俺の過去に踏み込んでくる。 これはマジな話やめてほしい あの日を思い出すだけであの日ついた傷が痛むし、頭も痛くなるし、できるだけ思い出したくない・・・。 それにあの日のこと誰にも話したくない。 話しして同情されたくないしな・・・ ・・・・・・・・・・・まぁ朝からこんな鬱になること考えてもな そう思い、竜斗は首を振って忘れようとしたがそれは他人から見たら奇妙な行動だったようで 「どうしたの?体調悪い?」 と京子は心配そうな顔を竜斗に向けた。 「ん?あぁ何でもない。大丈夫だ。まぁとりあえず入「入るぞ~」」 このくそ亮太!家主が許可する前に勝手に入りやがった! くそ・・・・。マジで殺ったろか? 再度呆れが怒りに変わる。 「そこの二人も入れや」 竜斗はこめかみを押さえながら目の前の二人に言った。 「それじゃ改めてお邪魔します」 「お、お邪魔します・・・」 「こら、仲里。なんでお邪魔しますで言い淀んでんだ?そんなに言いなれてないのかよ?」 「そ、そんなんじゃないわよ!ほら、京子入るわよ!お邪魔します!!」 そしてなんでキレる? 「・・・・鈍感」 最後にもう一つ。 なんで藍原に睨まれなきゃいけない・・・・ 竜斗の鈍感度合いが分かった時であった。
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