プロローグ

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クリーム色のカーテンに囲まれた真っ白なベット。 そこにちょこんと座っている私。 私はほぼ毎日、保健室に足を運んでいる。 理由は人が苦手、ただそれだけで。 放課後の保健室は誰もいなく、サッカー部の人達の声しか聞えない。 だから人が苦手な私にとっては凄く便利な場所。 私は柔らかいベットに寝ころび、そのままゆっくりとまぶたを閉じた。 すると、保健室のドアがガラガラと音を立てて開いた。 それと同時に、靴の音が保健室に響き渡った。 …誰…? 放課後は誰もこないはずなのに…
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