過ぎし日の思い出

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しかしそんな私達に世間は冷たかった 「今時バンパイアや狼男なんているはずがない」 私達の存在は頭がおかしいサイコ野郎にしか世間には映らなかった 次々に同胞は姿を消し、社会に溶け込んでいった しかし私達は最後まで残った 司祭様やシスターは完全に化物達が消えた訳ではない事を憂い、「世界の闇が拭いきれるまで戦う」その誓いを胸に私を含めた三人で化物達や悪魔と戦い続けた そんなある日の事だ 私は化物退治を終え教会に帰った、しかしいつも出迎えてくれるシスターの姿がその日はなかった 私は不安を抱き急ぎ聖堂の中に入った
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