過ぎし日の思い出

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悲劇だったよ 司祭様とシスターは両手を壁に杭で打ち付けられまるでイエス様の如く貼り付けられていた、司祭様の首は燭台の上に刺され腹が切り裂かれ臓物がぶちまけられていた シスターは暴行を加えられたのか、全裸にされ隣には「この女は清められた」と血で書かれていた 私は余りにも衝撃的過ぎて動くことができなかった それから暫くして気付けば夜が明けていた、私は司祭様とシスターを土に埋め供養した後教会を掃除し始めた その時気が付いた、教会の天井に大きく「粛清」と血で大きく書かれていた 私は直ぐにエクソシストを快く思わない民衆の仕業だと分かった いや、聖堂に入り二人の死体を見た時既に気が付いていた しかし信じたくなかった 同じ人間が何故こんな事が出来るのか?私は怒りより悲しみが溢れでた
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