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その日から私は死を待つだけの「人形」になった
魂も無く、意思もない絶望を固めた人形に
それから数週間後、遂に意識が朦朧とし始めた
当然の事だった、ろくに食うものも食わず、飲むものも飲まず、睡眠も僅かだった
私はいつ死ぬのかと怯えていた
私も司祭様やシスターと同様に残酷な死を迎えるのだろうか
怖かった、祈ってもすがりついても誰も助けてくれないのだ
私は死に怯えながら死を待った
そんなある日の事だ、私に手紙が届いた
封を開くと綺麗な手紙が二つ折りに入っていた
手紙を開くとそこには「粛清」の一文字が書かれていた
遂に来た、私の番だ
私は天国の二人に語りかけた
「司祭様…………シスター………私も直ぐそちらへ逝く………」
「もうすぐ…………貴方達と共に………また……」
しかし私は次の瞬間真っ黒な空間に落ちた
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