過ぎし日の思い出

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確かにジョンは幻想郷に来たばかりで住む場所が無かった、しかしその問題は直ぐに解消される 「私の家に来ればいいじゃない?」 紫だった 「紫の家に?どういう風の吹き回しだぜ」 「私は住まわせていただけられるのならどこでも構いませんよ」 「そうそう♪家に来れば綺麗な狐とロリロリなにゃんこが付いてくるわよ?」 「あの二人を特典扱いするかしら?普通」 紫の発言に霊夢が訝しげな顔で睨む 「狐と猫………狐はともかく猫は好きですね」 「アンタも真に受けないでツッコんでよ……」 「私は動物は何でも好きだぜ!」 「はぁ…………アンタ達………あ゛ぁーもう!ジョンは住む場所が決まったんだから紫と一緒に早く行く!魔理紗も家でもう一眠りじゃなかったかしら!?」 霊夢が一気に三人を捲し立てる 「もうっ、怒るとシワ増えるわよ?」 「うるさい!早く行けぇー!そして寝させろ!お腹空いて死にそうなのよ!」 「お腹が…………?」 霊夢の何気無い一言にジョンが食い付く 「霊夢、お腹が空いているんですか?」 「えぇそうよ!こちとらお賽銭がぱったり止んで食い繋ぐので精一杯よ!」 「なんと………哀れな、ならば私のスペアの十字架を差し上げましょう、これをお金に変えてご飯を食べなさい」そう言って懐から十字架を取り出す 「え?え?い、いいの?本当に?」 「遠慮は要りません、その代わり神に感謝なさい、私は迷える子羊の標、いつでも道を示して差し上げましょう」 「ありがとう!いや、ありがとうございますぅぅぅ!」 霊夢が涙ながらに礼を言う
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