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夢亜side
「いやああああああああっ!」
何気ない街のど真ん中。
あたしは……。
追われています。
「夢亜待てって! なんで逃げるんだよ!」
「光輝の両端の二人が追いかけてくるからだよ~っ!」
「夢亜! 俺と一緒になった方が絶対幸せだって!」
「嫌な予感しかしないから!」
「俺は別に、お前と……なんてお、思ってないんだからなっ」
「途中何て言ったの!?」
もう嫌だ。なんであたしがこんな目に遭わなきゃいけないの!?
人の視線なんて関係ない。無我夢中で走った。
……悪魔達から逃れる為に。
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