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ミッドチルダ 廃棄都市区画
「うう・・・此処は一体・・・」
目が覚めたギャバンは、辺りを見渡した。
「おかしい、俺は確かドルギランの中にいた筈なのに・・・」
首を傾げるギャバン。その時、体に違和感を覚えた。
「って、何ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
近くにあった鏡の破片を見たギャバンは驚いた。そこに映っていた顔は、30年前の自分だったのだ。
「あのワームホールのせいでこうなっちまったのか?」
そんなことを考えながら、右腕に付けている腕時計型の端末を起動させようとした、その時!
ジャキン!ジャキン!
突然、謎の機械音がギャバンの耳にとどいた。
「ん?何だこの音は?」
ギャバンが前を見ると、人型のロボット3体が銃を構えて現れた。
「何だこいつ等!?」
驚くギャバンを余所に、ロボットはギャバンに向けて発砲した!
「っ!チュウッ!」
それに感づいたギャバンは、ローリングで弾を避けた。
「マクーじゃ無さそうだが、むやみに人に対して発砲する奴を見過ごすわけにはいかん!チュウッ!」
そう言うとギャバンは、高台にジャンプした。
「蒸着!」
ギャバンが叫んだ瞬間、銀色に輝くコンバットスーツがギャバンを包み込んだ!
「宇宙刑事!ギャバン!」
コンバットスーツに包まれたギャバンは、ポーズを決めながら名乗りを上げた。
宇宙刑事ギャバンが、コンバットスーツを蒸着するタイムは、僅か0,05秒に過ぎない!では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!
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