『未練と後悔と時間と、生きるということ』

『後悔』

後悔先に立たず、とはよく言ったものだ。
僕は過去には戻れない。
僕には未来が無い。
僕の後悔は、意味が無い。
後悔なんて数え切れないほどある。
あの時こうしていたら、あの時こうだったら。
後悔などして何になるのだろうか。
過去を変えることは出来ない。
それならば、後悔など今の自分を戒めるだけの自己批判なのに。
僕には時間が無い、後悔など今は単なる時間の浪費に過ぎない。
しかし、こうは言っても、後悔をしてしまう僕は弱い人間だ。
僕が生きてきた、16年と少しの時間の中で、後悔する出来事はいったい、いくつあるのだろう。
今は、数える時間すら惜しい。