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「アレってなんだ?」
『だからアレだって、アレ!』
そう言って明は前方の地面を指差した
彼が指差したそこには、何時かファンタジーの漫画で見た“魔法陣”に酷似している絵が白い線で路上に描かれていた
「あ゙?どうせどっかのバカの悪戯だろ。
」
明など放っておいて歩きだそうとしたが、奴は俺の制服の袖をガシッと掴んで逃がさなかった
『ねぇ、少し調べてみようよ。』
「断る。そう言ってお前が関わってきた事にはロクな事がない。」
『えぇー‥そう言わずにさ。』
そう言うと明は俺の制服の袖を掴んでズリズリと引きずりながら、魔法陣の落書きに近づいていく
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