249人が本棚に入れています
本棚に追加
唯「なぁー…さっさとこの教室から出てかね?
俺今から寝るつもりなんだけど?」
俺が眠たくなってそう言うと、渓は俺の方を向いてニコリと笑いやがった。
渓「ゆいってさぁ、俺が風紀委員なの知ってるよね?」
…あぁ?何言うかと思ったら…そんなことかよ…
唯「しってっけど?」
俺がそう言うと、何故かため息付きやがった渓。
…うっわー…うぜぇ…
渓「…今授業中だから、唯はサボってんだよね?」
…また質問かよ…
ってか、そんなの聞かなくても分かんだろ?
俺は答えるのが面倒くさくて、ただ頷いた。
するとまた、渓は胡散臭い笑顔を浮かべて、
渓「…俺が風紀の特権使って教室に連行しちゃうぞ?」
…とか、ほざきやがった…
…なんだと?
…渓の笑顔がうざい…
ってか、今教室戻ったら…あの騒音野郎がいるんだよな?
……ソレは…お断りだ。
唯「…それは…断る。」
そう言うと渓は困ったときのように眉を八の字にして、苦笑いっぽい…でもやっぱり胡散臭い笑顔を向けてきた。
渓「ゆーいー…断るじゃなくてさぁー……あっ!
ちゅーしてくれたら見逃してあげる!」
唯「…は?てめぇキモイ消えろ」
…いやいやいやいや、何残念そうな顔してんだよ!ガチキモイだろ。普通に。
渓はハァーとわざとらしくため息をついて
渓「…なら、しょうがない…教室いこうか?」
唯「…チッ……」
…俺は渓の肩に手を置き、顔を近づけ、唇をチュっと…チュッと…うげぇぇえええ…
渓「……っ!?」
あ、渓もびっくりしてやがる…
…はぁ…まぁ、コレで分かんのは、俺がどんなに騒音が嫌いかってことだけだろうな。うん。
,
最初のコメントを投稿しよう!