彼の隣は緊張しすぎて立てません(>_<)

何か用？

ずっと好きだった。

でも離れた物陰から見ているだけで満足で。

友達やましてや恋人になりたいなんて、大それたこと望んでもいなかった。

あたしにとって、コウタくんはテレビの向こうの芸能人と同じだった。

話すことも触れあうこともない、遠い存在。

ただ、無責任にキャーキャー騒いで、

憧れて、妄想して、身悶えて

ドキドキ、フワフワ、ハアハアしていられれば、それだけでよかったんだ。