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「あんたねぇ。
遅刻して来たと思ったら、朝からうじうじうじうじ。
かなり、うざいんだけど!」
叩かれた頭を押さえて、真知ちゃんを見上げる。
痛い。一瞬、鼻水吹き出すくらい痛かった。
「…….まぢぢゃーん」
痛みから出た涙が、そのまま止まらなくなる。
「変な呼び方しない!もう!鼻たれてるから!」
真知ちゃんはポケットティッシュを出してあたしの鼻に押し付けた。
この鼻水は真知ちゃんのせいだけど、そこは、あえて言わないであげた。
代わりにブビーッと盛大にハナをかむ。
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