彼の隣は緊張しすぎて立てません(>_<)

恋にはライバルがつきものです

彼女の名前は早瀬桜子。

コウタくんの幼なじみでお嬢様高校の聖蘭に通っている。

私達と同じ高校二年。乙女座、A 型。

才色兼備で部活は茶道部。

「8歳までコウタくんのお嫁さんになるのが夢で、コウタくんのお嫁さんになって、たくさん子供が欲しいです…なんて、クラス文集に、とんでもないこと書いてたハレンチな女なのよ！」

あたしの叫びに

「…どっちかっていうと、あんたの方がとんでもないから。どこでその情報仕入れてるのよ」

真知ちゃんはタメ息を吐いて頭を押さえた

しかし。

なんで彼女がコウタくんの家にいるの？

早瀬桜子はコウタくんとは家が隣の幼なじみなんだけど、中学からは私立のお嬢様学校に通っている。

そして、中学時代、一度コウタくんに告白して振られてるらしいんだ。

学校は違ってもバス停に立つだけで、人だかりができるくらいに、ご近所でも有名な美少女だったから、当時、コウタくんが彼女を振ったことは、公立でもものすごく話題になったってコウタくんと同じ学校だった子がいってた。