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よし!準備万端。
あとは電話をかけるだけ!
「……………」
でも……もし、コウタくんがあたしの番号からの電話に出てくれなかったらどうしよう。
着信拒否なんてされたら立ち直れないよぅ。
…………と……とりあえず、非通知でかけようかな?
非通知で拒否られても、ショックは少ないもの。
ドキドキする心臓を押さえつつ1・8・4を付けてコウタくんの番号を発信した。
プ・プ・プ、プルルル…
呼び出しのコールがやけに大きく聞こえる。
四回コールした時、
『…はい』
とコウタくんの低い声が受話器の向こうから聞こえた。
寝ていたのか、少し声がかすれている。
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