清く正しい彼女と悪役のあたし

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「わたし、付き合うにしろ振られるにし ろ正々堂々とやりたいんです。 …コウちゃんに対してもあなたに対しても」 桜子は揺るぎない目で真っすぐにあたしを見た。 逃げを許さない、強い視線。 「だから矢木さんもストーカーとかコソコソしないで、きちんとコウちゃんと向き合ってください。 もし、コウちゃんが選ぶのがあなただとしても。 わたし、そんな人がコウちゃんの彼女だって認めたくないんです」
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