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別れ話なんて、絶対イヤだし。
そんなの聞くくらいなら、ずっと逃げ回っていたいけど。
このまま一生コウタくんを避けていると言うわけにはいかない。
自然消滅で、知らぬ間に彼女の座から転落してしまっていたら、本末転倒だし。
別れ話かもなんて、真知ちゃんの戯れ言で。
実際、顔を合わせて話してみれば、たいした話じゃないかもしれない。
今のままじゃ何も進まないし何も解決しないんだから。
とにかく逃げるのはやめよう！
さあ、コウタくんの元へいますぐレッツゴーよ！
なんて、頭じゃ分かっているのに、あたしの足はコウタくんの姿をキャッチすると全速力で逃走するようにセットアップされてしまっているらしかった。
移動教室もコウタくんに会わないようムダに遠回りして真知ちゃんに怒られたし、
お弁当も植え込みに隠れて食べてようと提案して真知ちゃんに見捨てられた。
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