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デパスはエイトの白線の間にある
ある世界へと 逃げて来た。
何かから 逃げて ふらふらと 歩く。
デパス(あのファナとか言う魔女に 私はまんまと 騙されてしまったようだ
レンドルも余計なことを‥ )
デパスの前髪は伸びて 両目を隠すようにバサリと 落ちている。
デパス(レンドルは
地球へ降りる時
魂を2つに裂いて
日本の端と端に2人の人間として 生まれた。
いづみと、レンドルとしてエイトへ戻っためぐみ
私は知っていた。
だから
いづみを 選び エイトへ呼んだ。
私の浅はかな計画はもう 崩れた。
今はそれでいい。
魔女には 感謝しかないさ。
エステルに また 逢えたからね‥/////
私はこんな
こんな風になってしまったけど
エイトにエステルが戻った。
だから もう 何も心配しないで 託す
“もう逃げないから”
君のその言葉を信じてる。
私は祈るよ。
私の一番愛しい 君と世界が 平和でありますように
と。)
デパスの歩く並木道の 木々が ザワザワと風に 唸る。
デパス「‥くっ‥!!!」
デパスは長い前髪の上から 目を右手のひらで覆った。
煩わしい眼だ。と小さく呟いて デパスは歩みを速めて 進んだ。
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