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カトリーヌはラベンダーのハーブティを煎れて
テーブルに 奏の分を並べて
カトリーヌ「座って。」
奏「う うん。」
話し出した。
カトリーヌ「奏。 君を 僕のパートナーに選んで
呼んだ。 それなのに
何もかも 僕の勝手で もう長い時間
エイトに留まらせて‥
本当にごめん。」
奏「いいんだカト 謝らないでよ。
楽しかったよ。
淡々と過ぎて行く地球での日々に 退屈だったから。
いづみに会えたあの日からの方が 本当に生きてるって 感じることが出来てさ。
俺 いづみに初めて会った時 不思議な気持ちになったんだ
あまりにもいづみは俺の住む世界からは遠い 所に住んでるみたいな そんな。」
カト「うん
でもさ 奏‥
帰りたい? いづみと。
2011年、4月の 地球へ。」
一瞬時が止まったような 気がした
奏「‥ いづみと2人で あの日の あの公園へ ?
どう
して? 」
カト「いづみはデパスが 連れて来たけど 居なくなっちゃったから‥ 僕が デパスをおかしくしてしまったから‥ 」
カトリーヌは涙を流して言葉を綴る
カト「だから いづみは コンスタンに 担当を変わってもらったから
コンスタンがいづみを 元の世界へ 戻すことは できるの。
奏も
僕の奏だから、奏が帰ると言ってくれたら僕は元の世界へ送ってあげる」
カトリーヌは泣き続ける 奏への申し訳なさで
カト「ごめん 奏
僕は ずっと一緒にいたデパスと世界を救いたかった
僕は 居なくなってしまったレンドルにもう一度 会わなきゃならなかったから。
だから 奏を
でも もう それどころではないくらい
エイトは酷くなってるの。
世界はどんどんおかしくなる。
だから 奏を元の世界へ 逃がしたい。」
奏「カト‥ 」
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