オリジナリティが見えない

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「しかしゲスト様、例えコアの積載量が多いからと言って、強いとは限らないのでは?」 発言したのはパパラッチリーダー、今日は普段のドジも見られず真面目な空気を保っている。いつも何かしら失敗するパパラッチリーダーには、珍しい事であるがそれはさておき。 「確かに凄まじい性能です。しかしここまでハイパワーな能力を維持するには、膨大なエネルギーを消費するはず。物量で攻め立てて、エネルギーを消費させれば…。」 まぁそうなるよな、高性能でしかも大容量のエネルギー持ち。倒そうと思ったら同じく高性能な怪人を使うか、大物量によるエネルギー切れに追い込もうと考えるだろう。俺も1度は考えたが、ある理由から却下している。 「ダメだ、奴の特殊能力を考えるとな。」 トンボレーサーの特殊能力、エネルギードレイン。 文字通りエネルギーを吸収する能力。物理的な運動エネルギーだろうが、光線の様な純粋なエネルギーだろうが、吸収体勢に入ったが最後。全て無効化された挙げ句吸収される攻防一体の能力。
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