制御出来ていれば、問題など起こらん

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秘密結社デスソードは、世界制服を狙う悪の組織である。 知名度・影響力共に、ぜんぜん秘密になってはいない。ただその全容が掴めないとの意味では、辛うじて秘密組織と呼べるかも知れない。 そんな現行の規律に反し、全てを破壊しようとするデスソードだが、彼らには彼らの規律(ルール)が存在した。組織の形体である以上、規律が存在するのもまた当然だろう。 一番分かりやすいのが、首領・デスマスターへの絶対忠誠。首領が組織の頂点であり、デスマスターの理想を体現するのがデスソードなのだから、全ての基本となるルールだと言える。 幹部階級用の規律も、もちろん存在する。その1つに『候補生を除く全ての幹部階級者には、護衛の随伴怪人。あるいはその代用となる装備・戦力・能力の携帯を義務付ける』とある。 分かりやすく訳せば、幹部がヒーローに倒されると色々シャレならないから、護衛着けるか自分で戦えるように備えとけ。と言った感じになるのたが、実は今のゲストには、護衛も装備も戦力も能力も無かったりする。
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